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諸国漫遊記 in 2005 とりあえず終了
今日、ようやく諸国漫遊記 in 2005のシリーズを書き終えた。

旅行にパソコンを持って行っていたので原稿は寝る前にちょこちょこ書いていたのだけども、事実確認が必要な部分が多少あったため原稿のアップはリアルタイムで行えなかった。

気軽にアップできなおかつリアルタイム性に富むいうblogが持つ強みを活かせていなかったと反省している一方、せっかく海外まで行ったのにネットカフェに閉じこもって原稿作成に勤しむのももったいないと思っていたのでそれほそれで仕方ないか。

今回、12ヶ国を旅し、旅行中、31のエントリーを投稿した。
110日前後の旅だったので3日強に1つの割合で投稿していたことであり、質はともあれ量は決して悪くないと満足している。

あえて難点を挙げるなら、思うままに書いたので各エントリの分量は冗長すぎまとまりに欠けているということ。
読者思いに欠けてたかなあ。
トピックごとにエントリを分けたほうがよいかという迷いは常々あったけれども、結局最後までサンフランシスコ編でアップしたスタイルを貫いた。

blogでは書いていない部分も多々あるので、もしも詳しい話が聞きたいのであれば連絡をいただけるとうれしい(ちょっとした営業?)。

旅を通じて今後のビジネスの方向性がなんとなく定まってきたので、具体的に準備を進めていこうと思う。

最後に、今回の旅を通じてさらに詳しく知りたいと思ったテーマなどに関する主な本の紹介。







いやあ、自分の目で見て感じることで本当にスバラシイですね!
インド株、中国株に投資している人、大型連休を利用して自分の投資している国がどのような状況にあるのかを見ることをぜひおすすめします。
| 諸国漫遊記 in 2005 | 00:59 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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里帰り シンガポール 【12/14〜12/17】
シンガポール。
ぼくが父の仕事の都合により幼少時代をすごした国だ。
いうなれば第2の故郷。
今振り返ると、ぼくの人生で最大の転機だった。
もしもシンガポールに行っていなかったら今のぼくはなかったかも。

シンガポールを訪れるのは4、5年ぶり。
前回は単身赴任している父を訪ねたときで、ビジネスという視点でシンガポールを見つめていなかった。
今回は、格安航空、Casinoといったトピックを詳しく知るということと、20代最後の旅を転機を迎えた場所で締めくくり新たな30代のスタートを切るべく訪れた。

US$1=S$1.64(12/14現在)


【シンガポールに新たな目玉ビジネスCasino】
ごみ捨て罰金、チューイングガム販売禁止というお堅い国で有名な国シンガポール、お堅いくせに観光収入増大を目的にCasinoを誘致することは有名な話。
Casinoビジネスを旅の間追いかけてきたぼくにとって、シンガポールのCasino事情を把握することはボスキャラを退治するようなものだ。
シンガポール滞在間中、現地大手英字新聞”Straits Times”がCasinoの新たな進展について報じていた。

今回開催される入札には現在のところ5つのグループが参加するらしい。

Noカジノ運営者デベロッパー
社名社名
1MGM GrandアメリカCapitaLandシンガポール
2Genting INternationalマレーシアStar Cruises香港
3Publishing & BroadcastingオーストラリアMelco International香港
4Harrah's EntertainmentアメリカKeppel Landシンガポール
5Las Vegas SandsアメリカCity Developments Limitedシンガポール


どこも甲乙つけがたい。
そこで、Casinoビジネスを追っている身、シンガポールに住んでいた経験がある身として想像の範囲内で強みをまとめてみた。

グループ名強み
MGM Grandグループラスベガスでの豊富なコンベンション開催経験によってCasinoにとどまらずさまざまな点でシンガポールの観光誘致に大きく貢献することが期待できる。
Genting INternationalグループ隣接するマレーシアの市場特性を十分に把握していることからシンガポールでの運営を任せてもリスクは少なく、なおかつGenting Highland(Genting Internationalが持つKuala Lumpur近郊のCasino)との相乗効果も期待できる。
Publishing & Broadcastingグループシンガポールに多く住むオーストラリア人への訴求効果、またオーストラリアからの観光誘致に大きな貢献が期待できる。
Harrah's EntertainmentグループCeasar's(Harrah'sが買収済み)が持つ富裕顧客層をシンガポールに誘致でき、積極的な海外進出を果たしている同社が他の国から新たな観光客を誘致することが期待できる。
※2005年11月下旬、Harrah'sはスペインとスロバキアに新たにCasinoを建設することを発表済み
Las Vegas Sandsグループマカオでの豊富な経験を持っており、華僑の多いシンガポールでユーザーのニーズにあったサービスを提供することが期待できる。


果たしてシンガポールでのCasino運営を担うのはどの国か。
東京都で一時期盛り上がったCasino誘致にも、シンガポールが下す決断、シンガポールが辿る道が大きな影響をもたらすことは間違いない。
今後も継続的にシンガポールのCasino事情については追いかけていく予定。

なお、当blogの過去エントリではLas VegasのCasino事情についてまとめているのでご参考までに読んでいただけるとウレシイ(『カジノサバイバル(Las Vegasを中心にカジノM&A状況を整理)』)


【東南アジアのハブを目指すシンガポール】
Casino誘致とともにシンガポール国家挙げて積極的に取り組むのが航空事情の整備。
シンガポールの空の玄関であるChangi Airportは世界でも有数の多忙を極める空港として有名だ。
Airports Council InternationalによるとChangiはHeathrow(London)、Charles do Gaul(Paris)、Frankfurt INTL(Frankfurt)、Skipole(Amsterdam)、Hong Kong INTL(Hong Kong)についで国際旅客取り扱い数が多いことから理解できる。
この取り扱い数をさらに増やそうと現在2つあるターミナルをもう1つ建造する計画が挙がっており、先日詳細なプランが発表された。
第3ターミナルは東南アジアで競争が激化する格安航空会社だけを対象としたもので、格安航空会社が乗り入れやすいよう空港使用料を削減することに力点が置かれていることに特徴がある。
今使われているターミナルの空港使用税はS$21だけど、新しい格安航空向けのターミナルはS$13。
両ターミナルともセキュリティにS$6がかかるので、セキュリティ以外にかかるサービス面で金額差が生じているわけだ。
そこでどういった理由からサービス費が安く済んでいるのだろう。
チェックインカウンターのレンタルコストは安い。
ボーディングブリッジがないらしい。
乗客は搭乗するのに自分で飛行機の前まで歩いてタラップをあがらないといけないらしい。

コスト削減という魅力を追求したばかりに、問題点があることも確か。
既存のターミナルとの間で荷物を転送し合うサービスがないらしく、格安航空でChangiに降りて他の航空会社を利用する乗客は一度自分の荷物を受け取って、別のターミナルまで自分で荷物を運ばないといけないらしい(随分面倒!)。

問題点があるためかコスト削減が図れると見込まれても、今のところどの航空会社も具体的な関心は示していないらしい。

余談だけど、Changiに到着して受けた入国審査のカウンターでは、入国者にキャンディー(飴ちゃん)をサービスしてくれる。
入国のときから観光客の心をぐっと掴む。
シンガポールの観光誘致に対する取り組みは本物だ。


【欧米人の数が驚くほど増大!】
シンガポールを訪れてみて驚いたのが、欧米人(含むオーストラリア人)が随分と多いこと。
ぼくが滞在していた頃と比較するとその多さは目を見張るほど。

欧米人が多いのはビジネス街を歩いていると一目でわかる。
欧米系の企業が多く進出しているのだ。
金融機関、コンサルティングファーム、IT企業などがビジネス街の超高層ビルに入居している。

Cityの風景
city3

temasek
シンガポールで代表的な地位を占める投資企業Temasekのビル。

development
積極的にシンガポールへ進出

ホワイトカラーで、それなりに高いポストで赴任してくるものだから、彼らは非常によい暮らしをしている。
ナイトスポットには欧米人が多く繰り出し、シンガポールでの滞在を楽しんでいる。

駐在員以外にも多いのがオーストラリアおよびニュージーランドからの旅行者。
オーストラリアやニュージーランドから見て、都会でありながら物価が高いわけでもなく距離が決して遠くないのはシンガポールにあたる。
他のアジアからの観光客よりもオーストラリアからの観光客のほうが多いのかもしれない(データは参照していないのであしからず)。

オーストラリアからの観光誘致に今後もいっそう力を入れるのであれば、Casinoの入札ではPublishing & Broadcasting連合に分があるのかもしれない。
が、実際のところはフタを空けてみないとわからない。

オーストラリアは2010年開催のワールドカップ地区予選をアジア地区で戦うなど、アジアへの接近を図ってもいる(オーストラリアがアジアへシフトしたのは単に出場を求めてのもの)。
資源が豊富で所得水準も高く、人口も多いオーストラリアを巡って日本、中国、韓国、マレーシア、インドネシア、シンガポールあたりが今後観光誘致で火花を散らす可能性は高いだろう。

そのとき、日本はオーストラリアに何を訴求するか。
なかなか面白いテーマだ。
※オーストラリアで最も多く履修されている第二外国語は日本語(知ってた?)。

シンガポール駐在員の生活を垣間見るならこの本を。
ルイス・ピーノルト『コンサルティングの悪魔』




【グルメ、ファッションではシンガポール!】
ホリエモンの宣伝効果があってか、六本木のシンガポール料理店(海南鶏飯食堂)は繁盛しているらしいが、シンガポールに住んでいたぼくからすればこの店の味と本場の味との間にまだまだ乖離があると思う。

そこで、シンガポールでぼくたちが食べた食事の一部をご紹介。
バクテー
bakkuteh
豚肉を胡椒のきいたスープで煮込んだもの。

Mandalin Hotelのチキンライス
chicken rice
正直言って以前と比べて味は落ちたものの、未だにシンガポールを代表する地位を維持している。

Mee Soup
mee soup
Changi Airportの第一ターミナル3階にあるフードコートのPrawn Mee Soup(えび入りらーめん)。
誰かの帰国見送りの帰りには必ずここで食べていた。

Durian Ice Kachan
durian ice kachan
DurianのアイスがかけられたIce Kachan。
言うまでもなく臭い。
ぼくはDurianが嫌い。

上記は比較的気軽に入れるレストランのもの。
一流ホテルで食べても、日本ほどの値段はしないのでグルメ好きはホテルのレストランをチャレンジしてみるのも悪くないチョイス。
中でもGrandHyattに入っているMezza9は質・値段ともにオススメ。

ファッション面ではまだまだやぼったいシンガポール(ジーンズのパターンがダサい)だけれども、さすが国際都市ということもあり海外ブランドも多く進出している。
妻はMarc Jacobsの洋服が日本の1/5以下の値段で購入できる店を発見して狂喜乱舞(場所は秘密!)。
常夏のシンガポールにシーズンで余った夏物が大量に出回るのかもしれないが、妻に言わせるとデザイン上の質は決して悪くないとのこと。
件の店は現地のオフィスレディの間では注目度が高いらしく、昼休みともなれば行列ができ入荷したばかりの服でも即売却されてしまうほどの勢いだそう。

韓国や中国もブランドを買うには魅力的らしいが、シンガポールもまだまだ捨てたものではない。


【シンガポールでは予想外に日本への注目が高い】
今回の旅で訪れた国の中で、最も日本への関心が高いと思われた国がシンガポール。
テレビをつけると、日本について紹介する"Japan Hour"の番組コマーシャルが盛んに流れ、Orchard Rd(シンガポール最大のショッピングストリート)を歩いていても日本企業の広告を数多く目にした。

Orchard Rdのクリスマスイルミネーションに積極的なHitachi
hitachi singapore

今回の旅で訪れた東南アジア、東アジアの国はシンガポールだけのため純粋な比較はできないが、ここシンガポールでは確かに日本への注目は高い。

そういえば、ぼくが接したインド人の多くはシンガポールに憧れ、シンガポールは日本に憧れていた。
日本はどちらかというとアメリカ寄りだということを考えると、もしかして「東向きの法則(東に位置する国へあこがれる傾向が強いというもの)」というものが導き出せるのかもしれない。
かつて、マルコ・ポーロがシルクロードを渡り中国へ渡ったことや、ヨーロッパの列強がインドの胡椒を求めて航海したことにも通じるというと大袈裟か。
もしも「東向きの法則」というものが当てはまるのであれば、日本への憧れをもってくれる国民は自然と絞られる。
これらの国の人々からターゲットをさらに絞って観光誘致するのはあながち悪くないのでは。


【シンガポールの安宿事情】
Peony Mansion Traveller's Lodge
No 46-52 Bencoolen st
Tel: 6338-5638
宿泊費:S$35(ダブル、エアコン・テレビ付、シャワー・トイレ共同)
シャワー・トイレが2部屋で1つ共有。
いろいろと問題の多い宿らしいのであまりおすすめはできない。
宿の1階にはHawker Centreがある。
bencoolen

Lloyd's Inn
No 2 Lloyd Rd
Tel: 6737-7309
宿泊費:S$80(ダブル、エアコン・テレビ・シャワー・トイレ付)
Peony Mansion Traveller's Lodgeの雰囲気があまりにも良くなかったので移動して泊まった宿。
住宅街の中にありながらもOrchard Rdにもすぐ出られるのでオススメ。
lloyd inn


【展覧会の写真】
Raffles Hotel
raffles
外資系ファンドに買収されてしまったRaffles Hotel(詳細はこちら)。
買収されてもなおもその伝統は引き継がれている。

Visit Malaysia
malaysia
隣国Malaysiaも積極的に観光誘致。

シンガポールでもimodeがスタート
imode singapore

賑わいを見せるSQのオフィス
SQ
Singapore Airline(SQ)のオフィス。
名物の制服を着たフライトアテンダントの人形が出迎えてくれる。

Singapore Visitors Centre
観光客が足を運ぶ観光案内所。
観光誘致に励む国らしく案内所は魅力的に建てられている(所内には両替所も併設)。

Nippon Paintの広告
nippon pqint
盛んに宣伝されていたけど、ぼくはあまり好きじゃないなあ。

Cup Noodleの味は現地にあわせて
cup noodle
日本では手に入らないシンガポールらしい味が揃っている。

そして最後はまたもやSamsung
samsung singapore
旅を通じてもっとも多く目にした広告といえばSamsung
| 諸国漫遊記 in 2005 | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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大洪水の被害のせいか歓迎ムードに欠ける街 チェンナイ(マドラス) 【12/10〜12/13】
ChennaiはぼくたちがBangaloreにいた頃に大洪水に見舞われたため、訪問するかどうかという判断には非常に困った場所だ。
同じ時期にChennaiでクリケットの試合が開催されるとのことだったが大洪水のために延期され、その件に関しテレビで必死に「延期するべきか強行開催するべきか」を討論していたのはいささか奇妙に映ってしまった。
けれども、注目を集めているインドという国を知るためには少しでも多くの都市を見ておきたい、Kingfisher Airlines(インドを訪れた目的の1つ)を利用したいという気持ちがあったことから結果的にChennaiを訪れることとした。
幸いにもぼくたちは雨に降られることはあっても洪水になるほどの被害を受けるまでにはならなかった(妻は体調不良というインドの洗礼を受けていたが)。

なお、インドのいくつかの都市は改名しており、ChennaiもかつてはMadras(こちらのほうがなじみがある)と呼ばれていたことを付け加えておこう。


【なぜ”I’m sorry”と言えないのか?】
Chennaiの宿探しでは随分といやな思いをさせられてしまった。
旅しているといろいろな出来事に遭遇しそれがまた楽しかったりもするのだけれど、Chennaiで出会った出来事は後味が悪すぎる出来事だったことは否定できない。

Chennaiの空港に降り立ったぼくたちは、タクシーに乗り込み目星をつけたホテル(相変わらず予約なし)を目指した。
ホテルに到着して宿泊したい旨を伝えるとあいにく満室だとの回答が返ってきた。
親切にも系列のホテルがあるのでそちらを紹介してくれるとのこと。
ぼくたちは重い荷物をオートリキシャーに積み込み(Chennaiのオートリキシャーはメーターではなく交渉を通じて値段が決まる)、紹介されたホテルを目指した。
部屋を見せてもらったところそれほどぴんとこなかったものの、重い荷物を持ってまたオートリキシャーに乗り込み運賃交渉をするのが億劫だったことからしぶしぶ泊まることにして宿泊費を支払った。

が、この決断は大きな間違いだった。
フロントでチェックインの手続きを済ませ、とりあえずの2泊分の宿泊費を払ったぼくたちは、ポーターが運ぶぼくたちの荷物の後をついて部屋へ向かった。
部屋に着きゆっくりしようとしても、荷物を背負ってきたポーターは部屋から出ようとしない。
ましてや部屋の中に閉じこもり外から様子が見えないよう扉を閉める。
ホテルの壁には「ポーターにはチップを払わないでください」と大きく張り紙がしてある。
なのに、彼らはチップを貰うまで部屋を出ようとはしない。
埒が明かないので心ばかりのチップを渡したところ、「もっと寄こせ」と調子に乗る。
「サルが餌をねだるんじゃないんだからとっとと出ろ」という気分で追い出すが、あまりにも不愉快なのでフロントに「ポーターの行儀が悪すぎるので、あんたの宿には泊まりたくない。だからさっさとさっき払った宿泊費を払い戻してほしい」と言うものの、フロントはフロントで「うちのスタッフがお客様に不快な思いをさせて申し訳ございません。わたくしめから指導しておきますので、どうかお許しください」というわけでもない。
「ノープロブレム、ノープロブレム」を繰り返すだけで、返金には応じようとしない。
「領収書を起こしたんだから返金はできない」と自己都合のことしか言わない。
とうとう、こちらの堪忍袋が切れそうなのを察したのか返金には応じるとのことで事態は収束に。

返金してもらって宿を替えるという結果は覆らなかっただろうけど、一言フロントのマネージャーの「申し訳ありません」という一言でもあればまだ後味は悪くなかっただろうに。
もしChennaiに行く機会があったとしても件のホテルには泊まらないし、ましてや紹介してくれた系列のホテルに泊まることもないだろう(系列のホテルは期待度が高かったけど…)。

企業が不祥事を起こしたときにいかに消費者の怒りを増大させず最小限に抑えることが重要か。
1つの企業で複数ブランドを持っているときは特に被害が飛び火するのをいかに抑えるかということは直接的な被害を抑えるのと同様に重要な取り組みでもある。


【うんざりお土産屋】
Chennaiのオートリキシャーの運賃は、いやなことにメーター制でなく交渉制。
乗車前にオートリキシャーのドライバーに行き先を言い、行き先に基づいて運賃を交渉するという仕組み。
この仕組み、急いでいる人にはわずらわしいことこのうえないし、ぼくたち外国人旅行者にとっては格好のボラれポイントでもある。
距離感がないとすぐにボラれてしまうから、標準的なオートリキシャーの運賃は早めに把握しておいたほうがよい。

ここChennaiのオートリキシャーは運賃が交渉制というだけでもわずらわしいのに、さらに乗車前のわずらわしいイベントが待ち構えている。
それは「運賃はいらないからお土産屋に寄ってくれ」というドライバーからのお願い。
ドライバーは外国人観光客をお土産屋に連れて行くごとに、店からマージンを貰う仕組みで運賃を貰うよりもお土産屋からマージンを貰うほうが割はよいためこのような交渉を臨んでくる。
観光客が店で買い物をする必要はなく、とにかく店に行けばドライバーの懐が暖まる仕組みらしい。

オートリキシャーに無料で乗れるという特典があるものの、彼らドライバーは少しでも多くのお土産屋へ観光客を連れて行ってマージンを稼ごうとするため「3軒回ってほしい」と言ってくる。
もちろん交渉不成立にして他のドライバーと交渉することはできる。
ただ、ぼくのときは周りに他のオートリキシャーがいなかったので交渉は対等の関係で行われた。
交渉の末、1軒だけ周って運賃はタダにしてもらうことにした(勝負でいうと「引き分け」か)。

しぶしぶ行くものだから当然お土産屋では心ここにあらずという有様。
ドライバーが「買わなくてもいい。とにかく5分だけいてくれればいい」というものだから、ぼくは5分だけ言い寄ってくる店員を横目に店内で商品に関心がある「フリ」を一所懸命にした。
そして、商品に関心がある「フリ」をしながらも、こんなことを思ってしまった。

「買う気のない人を無理やりこさせてスタッフが相手にし、さらにオートリキシャーのドライバーにマージンを払うなんてなんて無駄が多いビジネスの仕方しているのだろう」。
こんな商売の仕方をしていたら商品の価格は高いに決まっているし、買いたい気持ちになんてなれない。

こういうお土産屋のビジネスの仕方はアジアを旅行しているとよく目にする。
ぼくはまったく関心できないし、たとえぼくが買い物好きだとしても、そして店によい品物がおいてあったとしてもそこで買うことはないだろうな。

1軒目を見終わった後ドライバーが「2軒目も行こう」と言うので、「話が違う」と怒って(怒ってばかりだなぁ)降りるとぼくを必死に追いかけてきて「1軒見てもらったので宿へ送る」と言った。
一応、格好つけておくと、1軒だけみて無料にしてもらうのはドライバーに気の毒だったので心ばかしのお代を払っておいた(ドライバーがこの件から何かを学んでくれればいいのだが…)。


【波打つように激しくなまるインド人の英語】
インドはイギリスの植民地だったということもあり大概は英語が通じる。
オートリキシャーのドライバーだって最低限の英語は話せる。
英語を話す人が多いこともあり、インドには欧米企業のコールセンターが積極的に進出していることは有名な話。

ぼくはコールセンター誘致に関する仕事に携わったことがある。
コールセンター誘致にあたって重視する点の1つに「なまりがないこと」というのが進出企業側のリクエストとして多く挙がっているという調査結果を導いた記憶がある(なまりがなく人件費の高くない北海道にはコールセンターが多い!)。

インドは確かに人件費が安い。
それに英語力はかなりのもの。
でも、なまりがひどいというかなんというか。
ラテン系とはまた異なる巻き舌アクセント。
ニュースなどのテレビ番組でもインドなまりの英語で話しているのだから、なまりが直るのはそう簡単ではない(日本ではNHKが標準語で話していることもあり方言のなまりが次第に消えつつある)。
このなまりの存在は、もしかしたらインド経済にとっての障害になるかもしれないし、なまりなんて関係なくインドは引き続き高成長を続けるのかもしれない。
確か、インドにコールセンターを設置している企業の顧客満足度が軒並み落ちているというデータをいつしか見たような記憶がある(不確か)。
この満足度の低下は「サービスマインドの低さ」によるのか「なまりによるコミュニケーション障害」なのかまではわからないものの、今後インドが世界のアウトソーシング先として競争していくのであるなら改善すべき大きな課題なのかもしれない。

コールセンターはバックオフィスと位置づけられているけれども、ときとして強力な営業部隊にもなりうるとぼくは思っている。
苦情で電話したのに、オペレーターの印象がよかったために却ってファンになってしまうことがあるというエピソードは有名なくらいなだから。
企業がコールセンターはフロントオフィスとみなし、コストセンターとみなさなくなったとき、インドはエンドユーザー向けのアウトソーシング先として生き残っていけるのか、これは注目したい今後のテーマの1つだ。


【No Indian!!!】
上記の通り宿探しには苦労した。
インド人にうんざりしていたぼくたちは、”No Indian”というポリシーを貫き、それが旅行者に受けているBroadlands Lodgeに泊まることとした。
宿泊費が高くないのがよい。
ダブル(トイレ・シャワー付き)でも1000円しない。
あいにくシャワーはお湯が出ないけれども、インドに10日以上滞在すれば割り切れるというもの。

共同トイレ・シャワーもきれいにされている。

インド人と同じ宿に泊まってイヤだと思ったことは、トイレがすぐに汚されてしまうこと。
彼らは早くからウォッシュレット(機械ではなく手によるもの)を導入しており、お尻を洗った水がトイレのあちこちに飛び散ることが多い。
その水がどうも心地よくなかった。
”No Indian!!!”というポリシーの宿なら共同トイレは汚れずに清潔に保たれているから快適そのもの。

宿の中ではインドの旅に疲れた欧米人がのんびりと疲れを癒していた。

Broad Lands
18, Vallaha Agraharam Street, Tripricane, Chennai-600 005
Tel: 0091-044-28545573
Fax: 0091-044-28548133
Mail: broadlandshostel@yahoo.com
キッチンなし
インターネットなし
大型テレビが共用スペースに設置
宿泊費:300Rs(ダブル、トイレ・シャワー共同) 350Rs(ダブル、トイレ・シャワー付き)
※ヨガ教室あり(スタッフに要問い合わせ)。

Broad Landsの中庭
broadlands

Broad Landsの部屋からの眺め
broadlands1
インドなのにモスクが近くにある(実はイスラム教信者もインドには多い)


【インドはイギリスの植民地だったからな】
安宿に泊まって楽しいのは、海外から来た旅行者の意見が聞けるということ。
Chennaiで泊まった宿には欧米人がたくさんおり、彼らの会話の中で面白い本音を聞きだすことができた。
それは、あるイギリス人男性が堂々と「インドは植民地だったからな」と公言していたこと。
日本人がこんな発言を東南アジアや東アジアでしようものなら大きな問題となるのに、インドでは特に気にされるわけでもなく、むしろインド人は英語を話そうと一所懸命になっている。
もちろん、周りには英語のわかるインド人がいたのに問題にならなかった。
イギリスの植民地だったことがインドの財産の1つだと解釈すれば、インド人が怒らないのもあながち不思議でない(内心、ふつふつとイギリス人め、今に見てろとでも思っているのだろうか)。


【学力レベル・向学心は侮れない】
書店めぐりが好きなぼくは、数学のテキストにも目を通した。
日本とは異なる独特な教え方が印象的であり、そのレベルの高さは文系出身のぼくでも容易に想像がつく。
露店の店主であっても、暗算は早い。
計算機というコストの発生するものには頼っている場合でないため、必然的に暗算に頼るしかない。
一般的な計算能力に関していうなら、日本人よりもインド人のほうが優れているだろう。
アメリカ人のようなお釣りの計算(あくまでも足し算で計算する方式)は知恵といえるもののどこか稚拙な印象を抱いてしまうのはぼくだけだろうか。

数学は思考力を鍛えるのによいとは昔から言われているけれども、ぼくは数学こそ記憶力を鍛えるのに格好の学問だと思っている。
たとえば「九九」。
これなんかまさに記憶に頼る部分が大きい。
小学生のとき、何度復唱させられたことか。
この「九九」をインド人は2桁まできちんと覚えている。
小学生向けのテキストでは、きちんと覚えるためのシートが準備されている。

基本的な部分はしっかりと体にしみこませて考える部分に時間を費やす。
もちろん、基本的な部分で間違っては考えがいくら正しくても正しい解は導けないので、基本は反復学習を通じてみっちり体にしみこませる。

この姿勢は何をするにしても大切だと思う。
ビジネスだって同じだ。

そして向学心は非常に高い。
空港の書店でもビジネス書が前面に押し出されており、その比率も日本と比べると随分高いのでは。
書店に足を運ぶと、難しそうなビジネス書が山のように積まれているし、カフェで休憩しようものなら隣で大学生がMBA留学を目指しGMATなどのテキストと格闘している。

インド人が基本をみっちりと身につけるという教訓を活かし、向学心を燃やして吸収した知識を存分に活用するときこそ、本当の脅威として立ちはだかるだろう。


【インドという国への印象はかわったか?】
Mumbai編でも書いたとおり、前回のインド訪問では「インドが嫌いで2度と訪れない」という感想だけを持って帰国した。
今回は世界で注目されているBRICsの1つインドを知りたいという気持ちから訪問した(ぼくは現場主義!)。
なお、BRICsのすべてを訪問すべきだという意見もあるだろうけど、自分の中で一定の線引きをしたところブラジルとインドをマークしておくという結論に達したのでBRICsの中ではこの2国しか訪れなかった。

では今回の訪印によってインドへの印象は変わっただろうか。
まず訪れた場所が異なるので純粋な比較にならないだろうけど、当blogで文句ばかり書きたてているものの少なくとも前回よりもインドに対する印象はよくなった。

自己中心的というか日本では考えられない非常識さを持った人がいて戸惑うことは多いものの、インド人が寄ってきてお土産を売りつけようとしてくるといったことはほとんどなかった。
ただ、オートリキシャーに乗っていても感じることだが、とにかく自分が儲ければいいという気持ちが強いというのも事実。
客がどう感じるかというモノの見方、責任感(連帯責任)はいささかまだ不十分な印象を持った。
横の連携に問題があるのは、古くからインド社会に根付いているカースト制度のせいなのかもしれない。
ならば、カースト制度の存在がこの国の今後の経済発展を引っ張る要因とならなければよいと思ってしまうのは安易な考えだろうか。

たとえばChennaiからSingaporeへの移動の時の話。
ぼくたちの利用した飛行機は何らかの理由から出発が数時間遅れた。
理由がなんだかさっぱりわからない。
カウンターで訊いても”I don't know.”の一点張り。
“I'm sorry. I don't know”だったらまだマシなのだけど。
説明責任というものがあるだろうし、「私の職務では知るわけないでしょ」という態度は問題が大きいと思う。
そして、飛行機に乗ってもフライトアテンダント、パイロットからも「出発が遅れて申し訳ありません」の一言もなかったのは、3分でも電車が遅延したら「申し訳ありません」としつこいくらい車内アナウンスする日本で暮らすぼくたちにはビックリだった。

能力面では優秀ながらも価値観では日本人と大きく異なるインド人とビジネスする場合には、十分に準備をしておく必要があるポイントだろう。

一方、Broad Landsのスタッフとよい関係が築けたことが今回の旅の収穫であり、インド人への印象をよくしてくれた出来事の1つでもあった。
インドの旅に疲れたのであればこの宿を使うことをおすすめしたい(ぼくの名前を言えば悪くはしないはず)。


【展覧会の写真】
積極的なCM展開をするBA
ba

ba2
外資系航空会社は積極的にインドへの直行便を飛ばしている。
Continental AirlinesもNew Yorkからインドへ直行便を就航させたることを発表。

やはりSamsungがここでも
samsung chennai

シンガポールへいらっしゃい
visit singapore
政府観光局の広告はどこでも多く目にした。
インドにとって身近な都会はシンガポールらしい。
もしかして、シンガポールに建設予定のカジノの客はインドの大富豪となるのか?

インド人の憩いの場 Shopping Mall
shopping mall
インドでは今、大型Shopping Mallがホット

TATA Motor
tata
インドの国産車TATAは街中で多く見かけられる

インドを知るためのオススメ本


| 諸国漫遊記 in 2005 | 13:56 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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ダイジェスト版世界一周の旅を終えて
※Chennai編とSingapore編は後日アップ予定。

旅を終えた今、「あの旅は夢だったのか。それとも今、この瞬間は夢なのか」という錯覚に襲われている。
3ヶ月半という長くも短い時間、世界を1周した。

今回訪れた国はルート順に記すと、アメリカ合衆国、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、イギリス、ドイツ、チェコ、オーストリア、ハンガリー、トルコ、インド、シンガポール。
「ビジネス」として訪れた点を踏まえれば、これ以上の数の国を訪れても消化不良を起こしそうだし、あまり経済的に発展しすぎていない国に訪れて何も収穫を得ないというのを避けたかったので結果的によかったのかもしれない。

初めて訪れた国もあれば何回目かの国もある。
再訪問国については「以前と○○という部分で成長した」といった視点でその国を知ることができたし、初訪問の国に関しては「ふ〜ん、初めて△△だということを知ったな」という収穫を得ることができた。

そして、今回の旅の収穫の中で大きなポイントとして挙げられるのが、短い期間であるものの世界を1周したことで「2005年の後半」というある限定されたスパンの間で世界の国々を体感しそれらを比較できたということだ。
日本で生活していると、特定の国へ単発で旅行することは簡単だけれども、大陸をまたいで旅行しそれらを比較することは難しい。
ぼくたち夫婦の間で何度「あの国は○○だけど、この国は□□だなぁ」と言葉を交わしたことか。
各企業が強みを持っている市場、まだまだ開拓できていない市場というものが把握できた。
これまでのエントリの大半にSamsungの写真が紹介されていること、何度か車メーカーのシェアを実地調査したことを見れば、ぼくがそれぞれの市場でどの企業がどのような状態にあるのかを観察してきていたかがわかってもらえると思う。

シンガポールであった泰ちゃんから「まさや、帰ったら何を最初にしたい?」と訊かれた。
彼がどのような回答を期待していたのかはわからない。
でもぼくは「本を読みたい」と即答した。
とにかく今回の旅を通じて、さらに新たな知識を吸収したいと思った。
訪れた国の歴史所、その国の有名な文学、ビジネス書。
これほどまでに好奇心を刺激された旅はない。

「自分が何をしたいかわからない」という人は相変わらず多いと思う。
そういう人こそ、とにかく3ヶ月だけでも必死に働いて、世界を回ればよいと思う。
ちなみに今回の旅でぼくたち夫婦が使ったのは約200万円。
旅の途中から随分と贅沢したこと、航空運賃だけで100万円使ったことを考えると、1人旅で世界一周なんて大した額は使わない。
ドイツで出会った日本人バックパッカーは、2年間の世界旅行の予算が200万円だと言っていた。
今回ぼくが訪れた国は比較的物価の高い国だということを踏まえると、3ヶ月働いて100万円貯め、そのお金で半年間でも世界を自分の目で見て感じるというのは悪くない人生の選択だと思う。
そして、旅から帰ってきたらぼくの会社の門を叩いてくれればよい。
それまでに自分の会社に1人でも多くの仲間を迎え入れられるよう、会社を安定させておくことが旅をして世界を見て感じたぼくが果たすべき役割だと思う。

さぁ、インプットの時間は終わった。
これからはアウトプットだ。
| 諸国漫遊記 in 2005 | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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Silicon Valleyと同じく見所分散 バンガロール 【12/4〜12/9】
Bangaloreは今回の旅ではずせない訪問地だ。
世界の名だたるIT関連企業がかの地に進出し、安い賃金ながらも優秀なインド人プログラマを雇用してソフトウェアを開発しているのは有名な話。
BangaloreのIT事情はどのようなものなのかを知るべくBangaloreを訪れた。

なお、Bangaloreで開催された"DIGITAL Lifestyle 2005"については既出エントリ(BangaloreにBill Gates参上)を参照。


【インドでも格安航空競争は活発】
MunbaiからBangaloreへは飛行機を利用した。
鉄道だと24時間かかる。
確かに鉄道の運賃は安い("Lonely Planet"によると1等が935Rs、2等で333Rs)。
だが、飛行機を利用すれば1時間半で済むし、運賃も高いわけでない。
ぼくが利用したAir Deccanは3,000Rs。
Kingfisher Airlinesでも4,000Rsばかり。
インドの物価では高く感じるものの、時間の節約、乗り心地がよいとは言えない列車に24時間も閉じ込められることを考えると飛行機を利用したほうが魅力は高い。

BangaloreからChennaiまでも格安航空を利用。
そのときは今回の旅で絶対利用したかったKingfisher Airを利用。

インドの航空事情については別途まとめようと思う。


【日本の孤立が浮き彫りなMTV】
Bangaloreでは比較的マシなホテルに宿泊した。
理由はMunbaiでの宿がひどかったからだ。
ダニに噛まれ、トイレ・シャワーをインド人が汚しまくり、もちろん水シャワーしか出なかったから。
トイレ・シャワーが部屋についていて、お湯が出て、そしてダニに噛まれる心配のない宿にした。

ぼくたちが泊まったHotel Empireは少々値が張るものの悪くはない。
一点を除いて。
なにが悪いかというと、とにかくうるさいこと。
併設されているレストランが夜中の2時頃まで営業されており、そこを利用する客がイスを引きずる度に壁伝いに音が伝わってきてぼくたちを不快のどん底に引きずり込む。
初日の夜はとにかく音が不快すぎてなかなか寝付けなかった(2日目以降は諦めた…)。

部屋にはテレビがついていた。
BBC、ESPNなどまで観られる。
ぼくたちというかぼくはもっぱらESPNとCNBC、MTVをカチャカチャ換えながら、面白い番組を観ていた。

インドで観たMTVは他のアジア諸国と共同で制作された番組のようで、シンガポール、タイなどいろいろなアジアの国のVJが参加。
共通言語は英語。
共通言語が英語というのが災いしてか、日本人VJはいない。
日本人が参加していたら、日本が紹介される機会ができるのにと少々歯がゆい思いをしてしまった。

外国人と同じようなテレビ番組を観ていると、話題に困る日本人ビジネスマンで会話に苦しまずに済むと思うのだか。

Hotel Empire
78, Central Street, (Off, Infantry Road) Bangalore-560 001.
TEL/FAX: 25592821, 25587253, 25587266
インターネット有料(日本語入力不可)
各部屋にテレビ設置
宿泊費:Rs920(Standard Double A/Cなし) Rs995(Standard Double A/Cあり)
※宿泊費には別途課税


【とにかく広すぎるBangaloreでは地図の入手がおすすめ】
Bangaloreを訪れた理由は、上記の通りITの実態を把握すること。
いろいろな企業を見ようとしていた。
が、IT企業が一箇所に集積しているわけではなく、Bangalore市の中に分散している。
数多くの企業が分散しているものだから、限られた時間の中でどのエリアに足を運ぶべきかはなかなかわかりにくい。
その中で役立ったのが、Bangaloreに到着してから購入した地図。

地図
map1

map2

この地図でもBangaloreに進出している企業を完全に把握することはできないが(外資系企業に関する情報が不十分)、インドの3大IT企業(TATA Consulting、Infosys、Wipro)がどの辺りに構えているかなどは掴める。
IT企業集積する地域は、どうしてこうもみんな集積しているようで分散しているのだろうか。
Silicon Valleyを見学したときも同じ印象を抱いた。

Ebony Restaurantからの眺め
bangalore view

MG RoadにあるEbony RestaurantはBangaloreを一望するのに最適な景色を提供してくれる。
料理の質は悪くなく、連日多くのビジネスマンでにぎわっている。


【ITPL訪問】
IT企業が集積しているInternational Tech Park (ITPL)を見学に訪れた。
ぼくが宿泊したMG Roadエリアからオートリキシャーに乗って約45分(道路の混み具合による)。
インドの道路事情はひどい。
オートリキシャーのドライバーは道路事情のひどさを気にするわけでもなく、車線変更を繰り返し隙間を見つければすぐに割り込む。
魔法のじゅうたんのような乗り心地のオートリキシャーに揺られてITPLへたどり着いた。
周りの環境は決してよくない。
砂埃が舞い、入場門に面した狭い通りは大型トラックで込み合っている。

しかし。

ITPLに入ると環境はガラリと変わる。
周りの砂埃がうそのように芝生が敷地内を埋め尽くし、カジュアルではあるものの身なりを整えたインド人IT技術者が実に幸せそうに敷地内を行き来している。

事前に訪問アポを取っていたぼくではあるものの、訪問先がどのビルに入っているかまではメモしていなかったため入場では随分と手間がかかった(敷地内には"Discoverer"、"Creator"、"Inventor"、"Innovator"、"Explorer"と5棟が建っている)。

敷地内には欧米の有名IT関連企業、インドのIT関連企業のほか、日本企業も事務所を構えている。
圧倒的にインド人が多いものの、ときおり欧米人の投資家らしき一行も目に付いた。

敷地内にはオフィスのほか、住宅や住宅に必要な設備(ATM)なども充実しており、IT開発に集中するには申し分ない環境であることは確かだ。
当然ここでも外資系金融機関がATMを設置し、そのプレゼンスを示している。

ITPLの内部
itpl1

itpl2


【レストラン事情に問題あり】
日本で有名なインド料理と言えば「カレ−」であり、その人気は絶大だ。
けれども、日本で食べるカレーとインドで食べるカレーは随分と異なる。
日本のカレーは熟成させてコクがあるのが美味しいとされるものの、インドのものはサラサラしていて随分と水っぽい割には辛い。
前回の訪問の時にインドのカレーはぼくに合わないことがわかったぼくは、今回の訪問で随分と食べるものに困った。
Bangaloreであればアメリカ系ファーストフードは多少あるものに、毎日そればかり食べるわけにもいかない。
それに、インドの物価で考えるとアメリカ系ファーストフードで食べると随分高くついてしまう。

そんなわけでぼくたちは宿泊したホテルのレストランでなんどか食事を摂る以外は、レストラン探しに随分を時間を費やした。
ちなみに、ぼくたちが宿泊したHotel Empireのタンドリーチキンは名物らしく、多くの人が注文していた。

ぼくたちが何度かお世話になったHotel Empireのタンドリーチキン
chicken

日ごろの食事に困ったぼくたちを救ったのは、Bangaloreでも数少ない日本料理屋。
その中でもぼくたちを救ったのが「播磨」。
値段は高い(日本で考えればまだ安いが)。
でも、衛生面で不安のあるインドのレストランで食事をするよりは、高いお金を出しても「衛生」という安心感を持って食事を楽しむということがいかに大切であるかをこのレストランで痛感させられた。
もちろん、近くで働く日本人駐在員も何人か訪れていた。

播磨
4th Floor, Devatha Plaza, 131 Residency Rd
TEL: 5132-5757

Bangaloreに限らずインドの都市を訪れる人は、レストラン事情についてそれなりの覚悟をしておく必要アリ。
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